野口小蘋 「美人詠歌図」 Noguchi Shōhin “Beauties” 絹本 着色 共箱 (明治丁未(1907)花朝節(旧暦2月=3月頃)鑑題)

野口小蘋 「美人詠歌図」 Noguchi Shōhin “Beauties”

絹本 着色 共箱(明治丁未(1907)花朝節(旧暦2月=3月頃)鑑題)
全体 188×58 / 本紙 139×43
販売中 / available

野口小蘋(1847-1917)は
明治期に活躍した女流画家で南画家としても知られていますが
浮世絵の系譜に連なる極彩色の美人画も多数手がけています

本作は箱書によれば明治初期、1870年代後半の三十歳頃に描かれたもの

後年の丁未=1907年に小蘋が所蔵者に頼まれ箱書をしたと言う興味深い由来を持つものです
自らが三十年前に描いた作品に対して小蘋は

…筆致は軟弱で色彩は散漫…

などと謙遜していますが作家は過去の作品に対しては
ついつい欠点を見てしまうものなのでしょうか

筆致は実に細かく繊細で丁寧です
色彩は控えめですこぶる上品な彩り

小蘋にも縁のある地方の旧家のお客様から譲って頂きました

心より感謝申し上げます


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