円山応挙 画 / 誠拙周樗 讃 “猫図” 　Maruyama ōkyo / Seisetsu Shucho “Cat”　掛軸

円山応挙 画 / 誠拙周樗 讃　”猫図”

紙本 淡彩 軸装 中村不折箱書

寛永壬子(1792) 応挙画

丙辰(1796)誠拙讃

全体のサイズ　約185×45cm
作品のサイズ　約93×32cm

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Maruyama ōkyo / Seisetsu Shucho

“Cat”

Silght color on paper,

With a box sealed by Fusetsu Nakamura

c.1792(okyo)

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気高い猫の姿が実に印象的な作品です

応挙は江戸期の日本絵画を代表する絵師の一人で

作品の多くが国宝・重要文化財に指定されています

上部の讃は鎌倉円覚寺の住職などをつとめた

名僧・誠拙周樗によるもの

「求猫子」という偈頌(漢詩)です

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【出典】

『虚堂和尚語録』巻第七 偈頌「求猫子」より

【原文】

堂上新生虎面狸

千金許我不応移

【訓読】

堂上 新たに生まる虎面の狸(り)

千金 我れに許す 応(まさ)に移すべからず

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猫のことを「虎の顔をした狸」

と表現しているのが面白いですね

素晴らしい作品は

やはりすぐに売れてしまいます

シミを抜き

表具を交換して

約一ヶ月後に納品です